万願寺甘とうの平成26年度出荷が11月27日終了に伴い、舞鶴西営農経済センターは12月11日、反省会を開催しました。
営農経済部の販売担当者や農業改良普及センターより、今年度の生育概況と販売結果について説明しました。
指導販売担当者より、平成27年度の作付けについて、目標面積、面積拡大、品質.出荷量高位平準化について話しがあり、今年度の反省とともに、来年度に向けてのスタートとなる会となりました。
綾部の特別栽培米部会の研修会が開催されました。42名の部会員が参加れました。
綾部から出荷された特別栽培米コシヒカリは13267袋。一等米比率は46.6%。日照不足からの一等米比率の低減は反省しても反省できない点です・・・
おくむら食品の山下取締役総括部長様に講演いただきました。良い話だったので、長文で書かせてもらいます。
おくむら食品からオリエンタルランドグループの京都ブライトンホテル様http://www.brightonhotels.co.jp/kyoto/と、ホワイトファミリー様http://www.wf9999.com/にて綾部の特別栽培米をお使いいただいていることに話がありました。その他には個人の飲食店等など多岐に販売をされています。京都ブライトンホテルの担当者様より、「京野菜を使い、京都の酒を使い、米が京都産でないと感動が薄れる」と言ってもらい全館ご利用いただいているとのことです。大変ありがたい話で、部会員の皆様の励みになる話でした。
また、特栽米として、差別化をするほど商品価値は見いだされないのが現状あり、流通しているなかで消費者には分かりずらい点があるとのことです。つまり、同じコシヒカリのジャンルとして新潟特別栽培米コシヒカリとは価格の競争でしかなくなるとのことです。品種より特別栽培米より京都ブランドが強いのが実際のところの様子。
しかし、部会での栽培管理や肥料に込められた思いなど、ストーリーのある商談が出来るのが綾部の特別栽培米。特別栽培の表示は、特別に農薬・肥料を制限して作られるのが生産者サイド、消費者サイドとしては特別な思いが込められて作られていると感じる人が多い。特別栽培米が特別な思いで作られていることがもっとわかりやすく物語のある商品になって欲しい。農家の皆さんの苦労や思い入れは特別栽培の表記だけでは表れない。現在でもファンが多く、まだまだ入荷できる量が少ないので在庫が不足しないように、また、1表でも残さないように上手に販売をしている。つまりは年間を通して約束した数を販売出来る売り先が決まっている商品であることを話されました。また、山下部長は、お米を商品ではなく作品として重宝されていることを話されました。
良い話を聞かせてもらいました。部会としてさらに品質の高く、安定した量の出荷をしていくことを感じさせられました。
その後、セントラル株式会社の藤原さんより、新たな肥料米星110日タイプについて説明されました。標高によって使い分けをしていただきたい。より高品質の米を作るためになくてはいけない商品です。
北興化学吉橋さんより、除草剤ウィナーの注意点を話していただきました。昨年までの除草剤バッチリとの比較・注意点等をわかりやすく説明いただきました。ウィナーは雑草抑制期間、特にヒエに対して大変長く抑える効果が高いのが特徴です。
多岐にわたる、特栽米の研修が出来ました。