水稲は最高分げつ期に入り、目標の分げつ数に達して中干しを開始をされているところもあるのではないでしょうか。
しかし、「全然茎数が足りない」、「分げつしていない」という理由で、そのままにされているところも散見します。
多くの田んぼが湧きによる影響を受けて分げつが止まっているようです。判断が付きにくいかもしれません。下の写真は中干しをされているところですが、株元が黒くなっているのがわかります。
これは、湧きの有毒ガス「硫化水素」が鉄分と反応し、硫化鉄になった結果黒くなっています。「確実に湧いていた」証拠です。
湧きの判断基準として、色が上がらない、株元が黒い、分げつしないなどの症状が見られるときは一度落水しましょう。
分げつが少ないと確実に収量が落ちます。対応が遅ければ分げつせずに出穂期になってきますので、早期に対応しましょう