JA京都にのくに管内で初のドローン散布!

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5月31日(木)、福知山市大江町の農事組合法人「鬼の里農園」の圃場でドローンによる除草剤試験を行いました。

使用された農薬は協友アグリ(株)の「イッソウ粒剤」。

http://www.kyoyu-agri.co.jp/prod/category/23835.html

同社が水稲直播の切り札剤として開発した一発除草剤です。中後期剤でも使えます。現在、イッソウ粒剤の製品のみで、フロアブル剤やジャンボ剤はありません。農薬登録は稲1葉期からの散布が出来ます。
(農)鬼の里農園が管理する圃場は圃場整備がされ、最低面積が約70aです。通常の水稲では田植同時の粒剤、直播(鉄コーティング)では播種時粒剤、稲1葉期にはフロアブル剤の散布がされますが、今回の「イッソウ粒剤」は鬼の里農園の所有する水田が広すぎて動散で散布するには田んぼの中に入らなければならないので、全農京都の協力を得てドローンによる散布試験をさせてもらいました。

ドローンはGPSを搭載しており、散布も正確。そして早い。オペレータで来てくださった人の話では、1haが10分で散布できるとのこと。

かなり、早いです!!

79aの圃場を調整をしながらの散布で時間はかかりましたが、15分で完了したため、代表理事の新井春男氏は「ドローンの性能の高さに驚いた。導入を検討したい。」と話されました。
全農京都では、鉄コーティング栽培における同剤の効果を施肥防除合理化展示圃として位置づけ、今後、JAのTACと共に調査していきます。
*施肥防除合理化展示圃は、地域の実態、栽培作物に合わせた土作り、施肥設計および防除暦の策定とその普及を資するために設置され、JAと全農等の関係機関と共に現地実証圃として収量・品質・防除効果・経済性・省力性を調査しています。