営農経済情報

大雨による浸水・冠水後の技術対策

秋雨前線の活動にともなう大雨により大きな被害が懸念されています。
農林水産技術センターより技術対策が出ましたので、対策をお願いします
以下よりダウンロード出来ます。
R3 技術情報第3号(大雨後の対策)

また、長雨と低温で穂首いもちが発生しています。
被害が出る前に「ブラシン」の防除を行いましょう。

大雨に関する対策について

秋雨前線の影響により8月12日より1週間以上の長雨が予想され、冠水や浸水・帯水など農産物に影響を及ぼす可能性が高くなっています。

農業改良普及センターより以下の対策が出ています。下記よりダウンロードできます

2108138月大雨対策情報

今回の長雨によって3つの危害が懸念されます。
①冠水・浸水・帯水による物理的な阻害
②①の影響と長雨の影響による病害の発生
③日照不足による生育の停滞

①は普及センターの情報の通り、可能な限り対策をお願いします。ただし、危険な箇所には近づかないようにしましょう。
②は冠水など植物体が浸かるような場合は、早期に疫病に効果のある薬剤(例:ライメイやランマンなど)を洗い流すように散布しましょう。また、長雨の影響で斑点病や斑点細菌病などが発生しますので、早期に銅剤や殺菌剤などを散布しましょう。
③はアヅリキッドなどのバイオスティミュラント資材の葉面散布などで植物体の活性を上げ、生育の底上げをしましょう。

なんとかこの天候を乗り切りましょう

米づくり情報発行!

R3 米づくり情報(穂肥編)

R3 米づくり情報(防除編)

R3 米づくり情報(水管理編 表)

R3 米づくり情報(水管理編 裏)

米づくり情報が3種類発行されました。上記よりダウンロードができますのでご確認ください。

今年より新たに水管理編を発行しています。
幼穂形成期より水が大量に必要となりますし、水田の地温を下げるために水をかけ流ししたいところですが、用水が確保できない水田も多くあります。そんな圃場のための「飽水管理」を紹介しています。

飽水管理は、湛水することなく、ヒタヒタ水での管理です。メリットは水を溜めたままだと夜間の地温(水温)が下がりませんが、ヒタヒタ水で管理することで温度が下がり、稲が休まるようになります。結果、乳白米が減るメリットがあります。
なお、用水が確保できない圃場で実践する管理であり、かけ流しが出来る圃場では「かけ流し」をしてください。

暴風雪に注意!

1月7~8日に寒気が入る予報になっています。メディアによっては、「横綱級の冬将軍」「台風並みの暴風」などと注意喚起がされており、全国的に積雪が見られるような予報と、爆弾低気圧の発生で暴風雪が心配されます。気温は-5℃まで下がるでかなり寒い予報です。

太平洋側まで雪が降るときは、日本海側は少ない。また、大気の流れを視覚的に確認できるスマホアプリのwindy.comで確認すると、内陸部はそれほど暴風にもならない様子です。あまり、大したことないのかな?と思いがちですが、対策は万全に整えておきましょう。

〇積雪対策・暴風対策を行いましょう
1.ビニールハウスの破れは晴れ間のうちに修繕しておきましょう。
2.修繕出来ない天ビニールの破れは全面撤去し、サイドを開け風が通るようにしましょう。(積雪による倒壊、暴風による破損の恐れがあります)