営農・担い手支援係の投稿

平成30年産 米の食味ランキング 丹波コシヒカリA

穀物検定協会は毎年「米の食味ランキング」を公表しています。

最高の評価は特A!

JA京都にのくにも「特A」目指して頑張って食味向上をしています。

当地区は丹波コシヒカリです。

平成30年の結果は特Aの次のランクの「A」でした。

(公表HPはこちら)

http://www.kokken.or.jp/ranking_area.html

 

平成30年は春の高温、梅雨時期の夜間の低温、西日本豪雨、その後の渇水と高温、度重なる台風、刈取り時期の長雨など、稲を作るには本当に苦労する年でした。

株は細く、穂は短く、不稔が多く、粒厚が薄いので収量は低く、高温であったために品質も決して良いとは言えませんでした。

担当としてはAの下のランクのA’に落ちるのではないか懸念していましたが、何とかAを獲得することが出来ました。

暖かい冬に注意!

近畿地方3か月予報が発表されたのち、近畿地方1か月予報が発表されました。

近畿地方3か月予報 近畿地方1か月予報

この二つのファイルをご覧いただくと、高い確率で2月~4月までは平年より気温が高くなることが予想されます。

気象庁のデータから、舞鶴市の1月の気温を調べてみました。

平均気温は4.2℃、およそ平年の2月下旬と同じぐらいです。

(平年値は3.48℃、昨年は2.96℃)

積算温度(毎日の平均気温の和)は130.3℃で平年値は108℃です。

(昨年は91.8℃)

寒いようですが、数値にすると気温が高いことがお分かりいただけると思います。そして、さらに今後気温が上がると予想されます。

 

では、どのようなことに気を付けなければいけないのでしょうか?

桜の開花時期は冬場の積算温度で決まります。もしかしたら、卒業式シーズンに桜が咲くかもしれません。

野菜では、特に葉物が潤沢に栽培されるために単価安となってしまう可能性があります。春野菜は前半に出荷が進むので、前半は価格が安く、後半は品薄のためにかなりの高値になります。

お茶も萌芽(芽吹き)が早いので、それに伴った肥培管理をしなければいけません。

一番懸念されるのは遅霜です。生育が早く芽吹いてから霜に遭うと大きなダメージになります。山椒や梅などは特に心配です。

どのような対策を講じればよいのでしょうか

例として、果菜類の植え付けを早目にしましょう。霜の対策が必要ですが、昨年のように4月にきつい霜が降りるとは考えにくいので、早く植えて収量を上げることは可能かと思われます。早々に圃場準備をして、定植を急ぎましょう。

暑くなっても、季節感のある野菜はその時々の料理には欠かせないものです。おそらくエンドウは品薄になるので、今からエンドウを育苗し、白マルチをして育てるとよいかも。エンドウや花菜などは上手に栽培すると面白そうです。

農業は天候に大きく左右されます。気象庁から予報が出ているので、情報を素早く察知し、的確な管理ができるとよいですね。

 

11月病害虫発生状況について

H30年病害虫発生状況(11月)

京都府病害虫防除所より情報が出ました。上記のファイルをダウンロードしてご確認ください。

特に、キャベツの黒腐病・アブラムシ類、ダイコンのアブラムシ類、カブのべと病・白斑病、ネギのハモグリバエ・アザミウマが多い又はやや多いとなっていますので、防除を予定しましょう

京都市内の情報誌「go baaan(ゴ・バーン)」に掲載

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京都市内で配布される情報誌「go baaan(ゴ・バーン)」に、JA京都にのくにの記事が掲載されています。

内容は、JA京都にのくにの「丹の国米」と特別栽培米コシヒカリ「丹の国穂まれ」と、もう一つ、彩菜館綾部店と商品紹介がされています。

京都市内で無料で50,000部配られている(設置されています)ので、機会があれば読んでみてください。

台風24号対策について

台風24号が接近しています。普及センターより「台風24号の接近による技術情報」が出ていますので、ご確認ください。

台風24号対策

また、これまでの台風でハウスビニールの破れなど被害が残っているところも散見されます。

台風(特に暴風)からハウスを守るためには、

1、風が入らない状態を保つ

2、内面から曲がらないように強化する

の2点が大きな対策となります。

今から出来る対策としては、

ハウスの破れなどの補修、バンドが緩んでいないかの確認、ドア部が開かないような工夫などが必要となります。特に昨年の台風ではドア下部のレールが固定してなかったので全壊被害も出ています。

また、妻面の補強としてドアの上の部分から地面にかけて斜めに筋交を入れることで補強できます。

万全の対策を取っていただき、台風を無事に乗り切りましょう

 

 

小豆の技術情報について(普及センターより)

小豆の栽培技術情報が発行されましたので下記のファイルをダウンロードください。

技術情報第4号 (1)

長引く秋雨の影響で、根が弱っています。滞水しているところは湿害が出てきて葉が黄色くなっているところもあります。排水対策を講じましょう。

また、根が弱り花落ちしている小豆も散見されますので、「ハイケルプ」の葉面散布をして、莢付のよい小豆を栽培しましょう。