西日本豪雨後の栽培管理について(普及センターより)

平成30年7月10日

京都府中丹東農業改良普及センター

    京都府中丹西農業改良普及センター

平成30年7月豪雨後の冠水・浸水対策情報

1 水 稲

〇根の老化を防ぐため、新しい水と入れ換えた後、間断灌水(土壌中への酸素補給)により生育の回復を早める。

〇白葉枯病、ウンカ類等病害虫が多発することがあるので、発生状況を確認し、防除を徹底する。

〇冠水した場合は、葉を水面に出させるため、排水路の浮遊物や泥を除去し速やかに排水させる。

2 豆 類

〇短時間のほ場滞水でも湿害が発生するので、速やかにほ場の排水を図り土壌の乾燥に努める。

〇泥が付着した場合は、乾くまでに動噴の水で汚れを落とし、病害予防のため銅剤のコサイド3000(又はZボルドー)を散布する。

3 野菜、花き

〇滞水している場合は、速やかにほ場の排水に努める。

〇液肥(500~1,000倍)を施用し、草勢の早期回復を図る。

〇風雨による傷から菌類が侵入し、病害の発生が予想されるので、こまめに観察し、発生初期に防除する。※銅剤のコサイド3000(又はZボルドー)を用いた病害予防散布や、特に万願寺甘とう・紫ずきんでは、浸水により蔓延しやすい疫病対策としてランマンフロアブル散布。

〇収穫可能なものは速やかに収穫し、また、播種直後で発芽不良の場合は、直ちに播き直す。

4 果  樹

〇落下した果実は、園外に持ち出して処理する。

〇骨格枝が完全に折れた場合は、鋸等で折れ口をなめらかに切り戻して、癒合剤を塗布する。不完全な場合は固定し、癒合面が乾燥しないようにビニール等で覆う。

〇冠水した場合は、速やかな排水に努める。

5 茶    

〇茶園が浸水した場合は、速やかに排水を図るとともに漂着物を除去する。

〇強風で株元が緩んだ幼木園では土寄せを行い、地際部や根を保護するために敷草等を行う。

〇土砂が流入した場合は速やかに取り除く、また、表土が流亡している場合は早急に土入れを行う。

〇性フェロモン剤(交信攪乱剤)を設置した茶園では、剤が地面に落ちている場合には、拾って再設置する。